資金管理という名の塩漬け


2020/09/08 資金管理 

資金管理という名の塩漬け

ネットを眺めていると、資金管理について勘違いしている人を見かける。どうやら、低レバにして含み損に耐え続けることが資金管理だと思い込んでいる人がいるようだ。例えば、普段2~3pipsで利確する人が500pips以上も塩漬けにして耐えていたりする。

大きな含み損に耐えて耐えて、たまたま運よく建値まで戻ってきたらトントンで逃げる。そして、「資金管理を徹底すれば勝てる」などとうそぶく。まずココがおかしい。資金管理は、期待値をアップさせるものではない。

資金管理は何のためにするか?

資金管理は何のためにするのか。資金管理の本質は、

不運が重なっても破産しないようにリスクをコントロールする

ことである。

大きな含み損に低レバで耐える行為は、不運が重なったら破産してしまう。

資金管理は2%ルールを覚えれば良い

資金管理のやり方は非常にシンプルである。資金に対して損切り2%を徹底すればとりあえず酷い結果は免れる。この方法は「投資苑2」でも紹介されたルールである。

例えば、100万円もっていたら一回あたりのリスクを2万円にする。資金が50万円に減ってしまったら損切りを1万円にする。非常に分かりやすい。

バルサラの破産確率表

バルサラの破産確率表を参考にすると良いと思う。表の数字は破産する確率で、100と記載されている箇所は破産確率100%という意味である。資金管理とは少し趣旨がズレるが知っておくと便利。

  • 勝率:勝トレード数 ÷ 総トレード数
  • 損益率:平均利益(pips) ÷ 平均損失(pips)
  • プロフィットファクター:総利益 ÷ 総損失

▼細かい計算ができるツール
バルサラの破産確率計算機

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